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ジェイテクト、鉄鋼設備用オイルエア潤滑システムの開発

・鉄鋼設備の環境改善に貢献

 ㈱ジェイテクトは6月29日、鉄鋼設備用オイルエア潤滑システムを開発したと発表した。

 ジェイテクトでは、1990年からオイルエア潤滑技術の開発に着手しており、様々な技術課題に取り組んできたが、今回、特に需要のある日本センヂミア㈱製Z-highミルサイドサポート軸受のオイルエア潤滑化に取り組み、小径軸の中で多岐に分配システムを開発したもの。

 また、鉄鋼設備の環境改善に寄与するため、軸受の潤滑手段をオイルミスト潤滑からオイルエア潤滑への置換えを推進してきた。今回、10分配レベルのオイルエア多岐分配システムを開発したことにより、日本センヂミア㈱製Z-highミルサイドサポート軸受に適応するオイルエア潤滑システムへの適用が可能となった。ジェイテクトは、鉄鋼業界において、今回開発した多岐分配システムを含めた軸受、オイルシールなどの総合システムサプライヤーとして、顧客の安定操業に貢献する。

 近年、欧州を中心とした鉄鋼設備の環境改善に対する需要が高まっている。これを受け、軸受の潤滑システムもオイルミストシステムから、より環境にやさしいオイルエア潤滑システムへの移行に関心が高まっている。オイルエア潤滑は、油滴状のオイルを高圧の空気による摩擦で軸受内部に搬送するため、余剰オイルの空気中への排出が少なく、また他の方法と比べるとオイル消費量を最小限に抑えることが出来るため、作業環境の改善と、オイル使用量の削減による環境負荷の低減が実現する。

<販売計画>

販売開始:2020年12月

売上目標:40,000千円/年

販売先:日本国内鉄鋼メーカー、設備メーカー

 ニュースリリース

 

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