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オムロン、紫外線光照射器を搭載した除菌ロボットで消毒作業時の感染症拡大防止に貢献

・感染症拡大防止へのソリューションをパートナーとの共創によりグローバルで実現

 オムロンは6月26日、紫外線(UVC)光照射器を搭載した除菌ロボットを開発する世界各地のパートナー企業に、オムロンのモバイルロボットを提供し、各種感染症の拡大防止に取り組んでいることを発表した。オムロンは事業を通じて、除菌作業従事者を始めとする人々の感染症リスクの低減に貢献し、人々の健康と安全を守っていく。

 現在、新型コロナウイルスまん延に起因して感染症拡大防止に向けた消毒や除菌、「3密」回避へのニーズが世界中で高まっている。また、世界各国の医療現場は、人手がひっ迫しているうえ、人による消毒・除菌作業は2次感染のリスクや、吸入毒性の危険性が課題となっている。一方で、作業ムラが発生しないよう、適切な消毒・除菌を行うことは不可欠。そこで、人に代わりロボットを活用した消毒・除菌、という新しい応用分野に注目が高まっており、ロボット導入の拡大が見込まれている。

 世界約120の国と地域で事業やサービスを展開するオムロンは、フランスやシンガポールをはじめ世界各国のUVC光照射器ロボットを開発するパートナー企業にモバイルロボットを提供し、UVC光照射器ロボットの展開を支援、既に10カ国以上で使用されている。モバイルロボット「LDシリーズ」に、安全機器や制御機器を組み合わせ、UVC光を照射する場所やルート、時間を設定することで、病室や学校などの公共スペースを効率的に、安全にUVC光を自動で照射して回ることができる。各UVC光照射器ロボットは、人体に影響のあるUVC光を作業者が扱うことなく、作業時の二次感染も防げるため、清掃員の安全確保や、労働力の確保といった課題を解決し、各種感染症拡大の防止に貢献する。

 オムロンは、新型コロナウイルスをはじめとした各種感染症リスク低減へ貢献するために、作業員の安全確保や、労働力不足への対応をすることが、長年モノづくりや医療業界、社会システム事業に携わってきた企業の社会的責任と捉え、引続き社会的課題の取り組みにチャレンジしていく。

 ニュースリリース

 

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