売上高のうち特装車売上高は同6.9減の464億5,800万円、部品・修理売上高は同0.6%減の111億2,700万円となった。
■経営成績の概況
2019年度における国内経済は、期初より雇用・所得環境の改善、個人消費の持ち直しが見られ、回復傾向にあったが、一方で、米国の保護主義的な通商政策の長期化や中国経済の減速などの影響による製造業の輸出低迷や生産の減少など、企業収益は慎重な見方で推移した。さらに、期末にかけて発生した、新型コロナウイルス感染症拡大からの経済活動の減速による景気の悪化が懸念され、先行きが見通せない状況にある。このような環境の中、特装車の販売について、第2四半期連結累計期間(2019年4~9月)までは排ガス規制による一時的な需要増加があったが、第3四半期連結累計期間からの反動減、および台風19号による影響などにより、レンタル業界を除き、前期に比べ売上が減少した。
■今後の見通し;2021年3月期見通しは公表を見送り
次期の経済見通しについては、世界的な拡大を見せる新型コロナウイルス感染症の影響を受け、雇用環境、企業収益の悪化をはじめ景気の先行きが見通せない状況が続くと予想される。このような環境下で、アイチコーポレーションは現時点で次期の業績予想の合理的な算定が困難な状況にあることから予想値の公表は見送った。なお、業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表する。
決算説明会資料(6月4日追加)