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国際協力銀行(JBIC)、インドネシアで新興工業(岡山県)が実施する自動車部品事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

 国際協力銀行(JBIC)は5月29日、新興工業(本社:岡山県、笹沼靖憲社長)のインドネシア法人PT. SHINKO KOGYO INDONESIA(以下「PT. SKI」)との間で、融資金額22,200百万インドネシア・ルピア(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、「成長投資ファシリティ」のもとで、トマト銀行との協調融資により実施されるものであり、協調融資総額は32,200百万インドネシア・ルピア相当。

 本件は、PT. SKIがインドネシアのカラワン県で行う自動車部品の製造・販売事業を行うために必要な資金を融資するものであり、融資はPT. SKIの製造設備の増設に充てられる。同社向けの融資としては、2019年7月及び2020年3月の融資に続くもの。

 新興工業は、プロペラシャフトやトランスミッション等を始めとする様々な自動車部品の製造・販売を行う中小企業。日系の大手自動車メーカー等の海外進出に合わせる形で、これまでタイ、中国及びインドネシアと、海外事業展開を進めてきた。今回、新興工業はPT. SKIへの追加設備投資を通じ、経済成長を続けるインドネシアにおいて、更なる市場シェアの獲得を企図している。融資は、こうした新興工業の海外事業展開を、インドネシア・ルピア建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

 ニュースリリース

 

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