・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援
国際協力銀行(JBIC)は5月28日、サンローズ(本社:愛知県、榊原浩高社長)のベトナム法人SRTI VIETNAM COMPANY LIMITED(以下「SRTI」)との間で、融資金額475千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ*1」のもとで、蒲郡信用金庫との協調融資により実施されるものであり、協調融資総額は950千米ドルとなる。
本件は、SRTIがベトナムにおいて実施する室内繊維装飾品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場の建設及び製造設備の導入等に充てられる。
サンローズは、カーテン等を主体に室内繊維装飾品の卸売を行う中小企業。サンローズは商品企画から製造・販売までをグループ内で一貫して取り組んでおり、室内繊維装飾品の製造及び輸出拠点として設立したSRTIを通じて生産維持・拡大を企図している。融資は、こうしたサンローズの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。