■2019年度の経営成績概況
自動制御機器(空気圧機器)の需要は、半導体関連産業向けが北米及びアジアを中心に年度後半から回復基調に転じたが、自動車関連及び工作機械関連向けは世界的に低迷が続いた。このような状況の中でSMCグループは、国内外における製品供給体制の強化及び合理化・コストダウン、省エネ 性能に優れた新製品の開発、グローバル連携による積極的な販売活動の推進などの課題に引続き取り組んだ。
■今後の見通し
新型コロナウイルス感染症の拡大は収束の見通しが立たず、各国政府による財政政策をもってしても、過去最大級の景気後退が予測されるなど、非常に深刻な状況が続くものと想定される。
SMCグループは引続き、需要の立ち上がりに対応するための生産能力の確保と販売・物流体制の充実、情報ネットワークの整備に努める。
次期の連結業績については、先行きが極めて不透明な状況下だが、1米ドル=106円、1ユーロ=116円、1人民元=15円の為替レートを前提に、売上高450,000百万円、営業利益92,000百万円、経常利益100,000百万 円、親会社株主に帰属する当期純利益72,000百万円と予想している。
SMCの決算説明会資料(2020年月19日追加)