2020年1~4月累計は前年同期比10.5%増の114,056台(前年同期:103,189台)。うち国内は同9.35%増の104,648台(同:95,702台)、輸出は同25.7%増の9,408台(同:7,486台)だった。
■4月のクラス別では小型機が主力
■シェア拡大続く地場メーカー
2020年4月、国内ブランドのシェアは増加し続け、上位は、三一、徐工、临工、柳工だった。三一は、前年同月比63.3%増の10,994台、市場シェアは24.2%に達した。徐工は同85.6%増の7,608台、市場シェアは16.7%。临工は同42.0%増の4,282台、市場シェアは9.4%。上位4社のシェアは59.3%、上位8社は86.8%であり、なかでも地場ブランドのシェアは増加を続けている。
■現地メディアにみる現地アナリストの見方
現地アナリストによる分析によると、2020年の建設機械業界の全体的なパフォーマンスは悲観的である必要はないとされている。
第1は、1~3月の結果だけを見れば、流行の影響をほとんど受けなかったこと、政府がインフラ投資を増やす用意がある点。第2に、油圧ショベルは2020年に国家 IV排出基準を実装し、古いモデルの交換を容易にする。油圧ショベルを例にとると、市場には現在150万台があり、中国で2台目以降の機械は50万台を超えている。環境保護要件に基づく排出基準の増加に伴い、交換機の需要により建設機械会社の新しい機械販売に追加のパワーが投入されると予想される。
第3に、中国の高齢化が進み、人件費が上昇し続けているため、コストの問題から、農村、地方自治体、その他のインフラを労働力から機械に置き換える傾向が続く。よって油圧ショベル、特に小型ショベルの販売が促進される。
第4に、世界の競争に参加するために、建設機械メーカーは、海外市場拡大がその売上成長のプラスアルファとする。第5に、流行は建設期間を遅らせ、同じプロジェクト目標建設期間を受動的に圧縮し、建設機械の需要が増加する可能性がある。第6に、国内市場での競争が激化するにつれ、上位ショベル会社はブランド、チャネル、製品のパフォーマンスの利点により市場シェアを拡大し続けると予想され、パフォーマンスは業界全体のパフォーマンスを超えると予想される。・・・・・と報じられている。
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