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中国の建設機械メーカー、2020 年第1四半期業績を発表・・・売上と純利益は減少傾向

 中国工程机械工業協会:2020 年5 月2日

 2020 年の第1四半期は、世界的な肺炎疫病(新型コロナウイルス感染症)の蔓延により、各業界に厳しい試練をもたらしている。この数週間に発表された、上場建設機械会社の第1四半期財務報告に見られるように、建設機械業界もこの難を免れることは出来なかった。

 4 月30 日現在、多くの中外上場建設機械会社は、2020 年第1四半期決算を発表しているが、疫病蔓延の影響を受け全般的に減少傾向を示している。(1元は約15円)

■三一重工:第1四半期売上高は172.66 億元で、前年同期比18.92%の減少。

 4 月29 日、2020 第1 四半期レポート発表。売上高は172 億6.600 万元で、前年同期比8.92%の減少。株主に帰属する純利益は21 億9,400 万元で、前年同期比31.90%の減少。

■徐工集団工程机械:第1四半期売上高は138.46 億元で、前年同期比3.98%の減少。

 4 月30 日、 第1 四半期レポート発表。売上高は138 億4,600 万元で、前年同期比3.98%の減少。上場企業の株主に帰属する純利益は6 億1,100 万元元で、前年同期比41.95%の減少。

■中聯重科:第1四半期の売上高と利益はどちらも増加。

 4 月29 日夜、2020 年第1四半期レポートを発表。売上高は90 億6,600 万元を、上場企業の株主に帰属する純利益は10 億2,600 万元を達成し、前年同期比どちらも増加している。

■柳工股份:第1四半期の達成売上高は44.8 億元で、前年同期比7.93%の減少。

 4 月30 日、 第1 四半期レポート発表。売上高は44 億8,000 万元で、前年同期比7.93%の減少。上場企業の株主に帰属する純利益は1 億7,000 万元元で、前年同期比44.28%の減少である。1株当たりの利益は0.11 元。

■その他の中外建設機械上場会社の2020 年第1四半期売上高/利益状況

 2020 年、疫病蔓延の突発は、建設機械の川下需要データが急落(中:断崖式下跌)した。しかし、3 月になると全国各地で続々と従業員の復帰と生産が再開され、建設機械の需要も回復に転じ、力強い反発が始まった。

 建設機械会社の第1四半期の業績はあまり楽観的ではないが、それでも素晴らしい成果を上げており、中聯重科、浙江鼎力等の一部の会社の業績の伸びは、これを完全に裏付けている。疫病の蔓延は間もなく過ぎ去り、春は必ず来る。

 疫病の蔓延により延期された生産の再開は、建設機械業界の操業ピークと販売ピークの時期に影響しただけである。受益逆循環政策の調整、環境保全需要、更新代替などの要因の恩恵を受けて、2020 年の業界需要は依然として存在している!

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