Manitowoc（マニトワック、本社：米国ウイスコンシン州ミルウォーキー）が5月7日に発表した2020年第1四半期業績によると、売上高は前年同期比21.2％減の3億2,920万ドル（約362億円、110円換算）、営業利益は同64.8％減の570万ドル（約6.3億円）、純利益は△780万ドル（約8.6億円、前年同期：△2,670万ドル）となった。
以下、リリース原文。
・Manitowocは売上高3億2,920万ドル、調整済みEBITDAは1,630万ドルと報告
クレーンと吊り上げソリューションの大手グローバルメーカー、Manitowoc（マニトワック）は、本日、第1四半期の純損失は780万ドル、希薄株1株あたり0.22ドルだったと発表しました。第1四半期の調整後純損失は630万ドル、希薄化後1株あたり0.18ドルで、前年比で900万ドル減少しました。第1四半期の調整済み純損失には、主に外貨の損失に関連した、その他の経費400万ドル（純額、または希薄化後1株あたり0.11ドル）が含まれています。また、当社の売上高は3億2,920万ドル、調整後EBITDAは1,630万ドル、売上高の5.0％でした。
第1四半期の3億7,500万ドルの注文は、前年度から15.0％減少しました。為替レートの変動により、注文は約510万ドルの悪影響を受けました。2020年3月31日の時点でのバックログは合計で5億2,090万ドルでした。
2020年3月31日の時点で、当社の流動性は合計3億8,200万ドルで、これには10億3,600万ドルの現金、2億4,420万ドルのアセット・ベースド・レンディングのリボルビングクレジットファシリティの借入能力、およびコミットされていないヨーロッパの当座貸越ラインの3,820万ドルの可用性が含まれます。当四半期中、当社はアセット・ベースド・レンディングの回転信用枠を借り入れませんでした。
Manitowoc社の最高経営責任者兼社長のBarry L. Pennypacker（バリーL.ペニーパッカー）は次のように述べています。
「第1四半期の調整済みEBITDAは1,630万ドルで、COVID-19パンデミックによって前例のない状況が発生したにもかかわらず、私たちの計画した予想に沿っていました。これは、有能で断固としたチームの並外れた取り組みによって可能になりました。この大流行の間、私たちの主な目標は変更されず、すべての従業員、その家族、当社のサプライヤー、および顧客の安全、健康、および幸福を確保します。私たちの専任チームがクレーンを提供し、必須の部品とサービスを提供するために一生懸命取り組んでおり、私は個人の課題のバランスを取りながら、私たちの高水準への取り組みを誇りに思うことができませんでした。 弊社のヘルスケアプロバイダーとファーストレスポンダーの努力に感謝します。COVID-19との闘いにおいて、Manitowoc財団から10万ドルを献金することで、これらの第一線の専門家をサポートできることを誇りに思います。
米国での営業は継続していますが、ヨーロッパの主要施設は3月中旬に閉鎖を開始し、製品の発送が遅れました。ここからの出来事がどのように展開するかは不明ですが、十分な流動性があり、2026年までは大きな債務満期がないため、この危機のような状況を乗り切ることができます。私たちは引き続きすべてのコストを分析し、適切な行動をとります。役員や役員を含む企業全体の昇給を排除しながら、裁量的支出を大幅に削減しました。 休暇および一時的なプラントのシャットダウンも、注文率に基づいて計画されています。流動性を積極的に管理するため、今年は設備投資を大幅に削減するとともに、自社株買いプログラムを一時停止しています。マニトウォックは、より俊敏な企業であり、強力なバランスシートを備えた市場リーダーとして、この不確実な時期に入りました。エンドマーケットがうまく回復すると、私たちはより強くなると確信しています。」
■2020年の見通し
COVID-19パンデミックに関連する不確実性のため、当社は2020年3月27日にガイダンスを撤回し、現時点では2020年の財務見通しを提供していません。Manitowoc、そのサプライヤーおよび顧客事業は活動を再開し始めましたが、サプライチェーンの規模と事業の混乱により、当社は第2四半期および通年の業績に大きな影響を与えると予想しています。現在のところ、当社は需要レベルの低下が短期的に続くと予想しています。これらの課題に対応して、同社は生産レベルを下げ、一連のコスト削減行動を開始し、市場の状況を注意深く監視し、それに応じて計画を調整していきます。
■Manitowocについて
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。