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日立産機システム、Bluetooth対応の「新型パッケージベビコン(小型空気圧縮機)」35機種を発売

 ㈱日立産機システムは4月6日、Bluetooth通信・アプリに対応し、誰にでもわかりやすく空気圧縮機の保守管理が可能な、新型パッケージベビコン(小型空気圧縮機)につき、1.5kW以上15kWまでの合計35機種を2020年4月13日より販売を開始すると発表した。

 空気圧縮機は、工場の製造装置などへの圧縮空気供給源として多くの工場で使用されており、様々な用途において安定した圧縮空気を効率良く供給することが求められている。

 その中で小型の空気圧縮機は小規模の製造工場や、食品工場、歯科医院、自動車の修理工場などで幅広く使用されている。一方で、小型の空気圧縮機は、多様な使われ方から、メンテナンスが行き届かない場合があり、万一、空気圧縮機が停止した場合は、工場の生産が停止することや、圧縮空気を用いた作業ができなくなることが課題だった。

 新型パッケージベビコンは、スマートデバイスにダウンロード可能な無料アプリを通じて、空気圧縮機から離れた場所(*2)においても、Bluetooth接続により運転状況をモニタリングすることができる。また、取扱説明書が無くてもスマートデバイスのわかりやすい表示、ガイダンスにより空気圧縮機の状態把握が可能となる。さらに、潤滑油やフィルタの交換時期になると該当部品の部品番号・数量などを表示し、適切なメンテナンスをサポートすることで、故障の未然防止による設備の安定稼働に貢献する。万一の不具合時には、アプリから故障原因の説明や予め登録したメンテンナンス会社や販売会社への連絡もサポートし、早期の復旧に役立つ。複数台設置する場合には、Bluetoothを同時接続することで最大4台までの一括管理が可能。

 空気圧縮機は空気が圧縮される工程で空気タンクにドレン(水)が発生し錆の原因となるが、新型空気圧縮機は、ドレンを自動で排出するオートドレントラップを標準搭載することで空気圧縮機タンクの発錆を防ぎ、空気圧縮機の保守管理を容易にして安定した稼働を実現する。

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