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モリタ環境テック、破砕設備用 爆発抑制装置「ハイパーガード®」1号機を納入

・破砕設備の安全性とランニングコストの低減を実現

 ㈱モリタホールディングスは4月1日、連結子会社である㈱モリタ環境テック(本社:千葉県船橋市)が、廃棄物処理や資源リサイクル施設で使用する破砕設備の安全性とランニングコストの低減を目指し、新型の爆発抑制装置「ハイパーガード®」を2018 年6 月に開発し、その1 号機を、フジメタルリサイクル(本社:東京都大田区)へ納入したと発表した。

■「ハイパーガード」の特徴

 爆発抑制装置「ハイパーガード®」は、廃家電や廃車などを破砕する破砕機内で生じた爆発を抑制する装置です。廃棄物処理業や資源リサイクル業にとって欠かせない破砕設備は、搬入される廃棄物中の危険物等による爆発および火災事故が多数発生していることを受け開発に着手した。

 具体的には、破砕機に紛れ込んだボンベ(可燃性ガス)をはじめ、油類、塗料類に起因した爆発に至る微小圧力を瞬時に検知する機構と、当社独自の高速開放機構を兼ね備えたこれまでにない爆発抑制装置であり、破砕機及び集じん装置の被害を低減する。

 また、「ハイパーガード®」は、これまでの爆発抑制装置の課題(使用後に、専門の工場で消火剤の詰め替えを実施する必要あり)を解決し、消火剤の詰め替えが設置現場ですみやかに実施することができ、かつ、容器弁の繰り返し使用も可能としましたので、破砕設備の停止期間(操業停止期間)を大幅に短縮することができ、ランニングコストの低減を実現した。

 「ハイパーガード®」は、同社製破砕機だけでなく、他社製破砕機にも取付けが可能(仕様によっては取り付けができない場合もある)。

■主要諸元

・消火容器:高速放出消火容器

・圧力センサ:ダイヤフラム型

・空気圧縮機:0.98MPa

・電源 :200V/220V(動力用)、100V(制御用)

■販売目標

・販売目標台数:3 台/年間

・販売価格:25 百万円~(税抜)

 ニュースリリース

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