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日本電気(NEC)、建機の遠隔操縦に適応遠隔制御技術を活用し作業効率の向上を実証

   日本電気(NEC)は3月31日、国土交通省が実施した「遠隔操縦における作業効率向上に資する技術(無線通信技術、映像処理技術)」の技術検証に参画し、建機の遠隔操縦においてNECの適応遠隔制御技術を用いることで、従来の制御技術より優れた作業効率が実現可能なことを実証したと発表した。

 画像:2019年10月に実施された実証実験の様子

 実証は、国土交通省九州地方整備局九州技術事務所が実施したもので、2019年10月に長崎県の同省雲仙復興事務所の作業現場(水無川1号砂防堰堤内上流)で行われた。この実証では、重機(バックホウ)に設置されたカメラの映像を約100m離れた場所にある遠隔操縦室に無線で送り、その映像を見ながら土砂掘削の遠隔操縦を行った。

 実証に用いられた適応遠隔制御技術(注2)は、通信の実効伝送量を予測し、伝送量に見合う安定した映像配信と制御が可能な技術。同技術の活用により、映像配信の遅延を予測して安定した映像を伝送するとともに、建機操作コマンドの到達遅延も予測し、操作の行き過ぎの発生を抑制することができる。

 詳細は、ニュースリリース

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