・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を支援
国際協力銀行(JBIC)は3月31日、ハクゾウメディカル(本社:大阪府、一橋俊司社長)との間で、融資金額2,960千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は「成長投資ファシリティ*1/海外展開支援ウインドウ」のもとで、三井住友銀行との協調融資により実施されるものであり、協調融資総額は4,241千米ドル相当。
この案件は、ハクゾウメディカルの子会社であるタイ法人Hakuzo Medical Asia Co., Ltd. (以下HMAC)が行う、医療機器・衛生材料の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場建設資金に充てられる。
ハクゾウメディカルは、医療機器・衛生材料等を製造する中小企業。同社は、経済成長とともに医療ニーズの高まる東南アジア諸国における市場シェアの獲得を企図して、2018年12月にタイにHMACを設立した。融資は、こうしたハクゾウメディカルの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活かした案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。