Valmet（バルメット）：2020年3月26日
Valmetは、韓国のSihwa MillにあるAsia Paper Manufacturing（アジア製紙）に、ハードニップサイザーを備えた新しいsizing section（サイジングセクション）を供給します。抄紙機PM 1の再構築の主な目標は、製造されたコンテナーと石膏ボードのグレードの強度特性を向上させることです。再建された抄紙機のスタートアップは2021年後半に予定されています。この注文は、2020年第1四半期に受け取ったValmetの注文に含まれています。注文の金額は公開されません。このタイプの注文の合計額は通常、およそ500万〜1,000万ユーロ（約6～12億円、120円換算）です。
Asia Paperのバイスミルマネージャー、Kyoung-Taek Lee（イ・ギョンテク：李景澤？）氏は次のように述べています。
「Valmetは、低コストで高品質の石膏およびテストライナーボードグレードを製造するための技術的な利点を提供することができました。フィンランドのValmetのペーパーテクノロジーセンターでパイロット試験を実施したところ、これらの目標の証明を得ることができました。また、OptiSizer Hardサイザーを備えたリファレンスミルも訪れました。私たちが信頼できる、評判の良いサプライヤーがいることが重要です。」
Valmetのセールスマネージャー、Kwon Tae-Yeon（クォン・テ・ヨン、權泰妍？）は次のように述べています。
「お客様が強度特性を犠牲にすることなく基本重量を削減できるソリューションを考え出しました。Asia Paperは、消耗品の摩耗を減らし、機械の時間効率を改善するため、再生ボードの非接触でんぷんの塗布方法に非常に興味を持っていました。現在、競合するテクノロジーはありません。」
■配達の技術的な詳細
Valmetの納入には、ハードニップおよびスプレーアプリケーションを備えたOptiSizerハードサイザー、TurnFloatウェブターニングデバイス、表面サイズ準備および供給システム、ValmetDNAマシンコントロールおよびValmetIQ品質管理システムが含まれます。
従来のサイザーと比較して、OptiSizer Hardには一対のハードカバーされたニップロールがあります。デンプンがニップロールにスプレーされます。 OptiSizer Hardは、表面強度の向上に加えて、製造されたボードの内部強度値も向上させます。デンプンは、より高いニップ圧でロールニップに投入され、繊維の密度を高めます。これにより、強度特性が向上します。
「Asia Paperは、Valmetの新技術に基づく製品品質の大幅な改善を期待しており、さらなる開発のためにValmetとの良好な協力関係を継続したいと考えています」とAsia Paperの生産マネージャーであるDong-Kyu Kim（ドン・ギュキム：金東圭）は述べています。
幅5,900 mm（ワイヤー）のPM 1は、坪量範囲80〜300 g / m2のテストライナーおよび石膏ボードグレードを製造します。新しい部品の設計速度は850 m / minになります。 1日の設計容量は、生産グレードに応じて約1,100トンになります。
■顧客アジア製紙に関する情報
1958年の創業以来、Asia Paper Mfg,Co.,Ltd.はクラフト紙、石膏ライナーボード、テストライナーの製造に特化してきました。Asia Paperは、韓国で最初の工業企業としてだけでなく、その製品の品質と近代的な生産プロセスでも高く評価されています。
■Valmetについて
Valmetは、パルプ、紙、エネルギー産業向けのプロセス技術、自動化、サービスの世界的な大手開発者およびサプライヤーです。私たちは、お客様にサービスを提供することでグローバルチャンピオンになることを目指しています。
Valmetの強力なテクノロジー製品には、パルプ工場、ティッシュ、板紙、紙の生産ライン、およびバイオエネルギー生産用の発電所が含まれます。 当社の高度なサービスと自動化ソリューションは、お客様のプロセスの信頼性とパフォーマンスを向上させ、原材料とエネルギーの効果的な利用を強化します。
Valmetの2019年の純売上高は約35億ユーロでした。 世界中の13,000人を超える専門家がお客様の近くで働き、お客様のパフォーマンスを前進させることに日々取り組んでいます。 Valmetの本社はフィンランドのエスポーにあり、その株はナスダックヘルシンキに上場しています。
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。