スズキは3月23日、ミャンマーにおける四輪生産販売子会社スズキティラワモーター社が、ミャンマー市場の拡大に伴い、四輪車の溶接、塗装、車体組立を行う新工場を建設すると発表した。
新工場は、年間4万台の生産能力を持ち、2021年9月に稼働を開始する予定で、ヤンゴン市南東のティラワ経済特区の工業団地内に建設する。
ミャンマーにおけるスズキの歴史は古く、1998年に設立した合弁会社で翌1999年より二・四輪車の現地生産を始めたことを皮切りに、現在では2つの工場でキャリイ、シアズ、エルティガ、スイフトの4機種の生産を行っている。2019年の生産台数は13,300台(前年比125%)、販売台数は13,206台(前年比128%)で新車販売のシェアは60.3%(※)となった。
スズキは新工場を建設することにより、引き続き拡大が見込まれるミャンマー自動車市場の需要に応えていく。
※ミャンマー自動車協会(Automotive Associate of Myanmar)データに基づくスズキ調べ。
<スズキティラワモーター社 概要>
社名:Suzuki Thilawa Motor Co.,Ltd.
本社所在地:ヤンゴン市ティラワ工業団地内
工場敷地面積:約20万㎡
建屋面積(現工場/新工場):約4,000㎡/約42,000㎡
新工場投資額:120億円
代表者:浅野圭一
資本金:3,500万米ドル(スズキ出資比率 100%)
従業員数:224名(2020年2月時点)