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タクマ、さいたま市向けごみ処理施設整備・運営事業を受注

 ㈱タクマは3月19日、さいたま市が発注する「さいたま市サーマルエネルギーセンター整備事業(DBO)」を受注したと発表した。契約額は税別で約516億円。

 受注した事業は、さいたま市内のごみ処理施設4施設の内、老朽化が進む西部環境センターと東部環境センターの2施設を統合し、DBO方式により新たに高効率ごみ発電施設およびマテリアルリサイクル推進施設を建設するもので、タクマを代表企業とする企業グループは、施設の設計・建設業務ならびに、施設引渡し後15年間の運営業務を受託している 。(画像は完成イメージ)

 さいたま市では「めぐるまち(循環型都市)の創造」を目指している。タクマは独自開発の先行型燃焼制御や運営支援システムPOCSYS®など、最新の設備・システムを導入し、廃棄物を適正かつ安定的に処理するとともに、高効率発電により積極的にエネルギーの有効利用を図る。また、協力企業との連携により地元貢献や市内人材の活用、資源化物の資源化を確実に実施するなど、さいたま市が進める「めぐるまち(循環型都市)の創造」の具現化に向け、「最終処分場の低減」、「高効率発電」、「施設の強靭化」、「安全性に配慮した施設運営」を実現する施設をつくる。

 タクマは国内外の都市ごみ焼却施設で約360施設と豊富な建設実績と、多数の運転維持管理・運営実績を有しており、今後も顧客ニーズに応じたプラントを提供し、循環型社会の形成に貢献していく。

<事業の概要>

発注者:さいたま市

落札者:代表企業:(株)タクマ東京支社

構成員:(株)タクマテクノス

協力企業:西松建設(株)さいたま営業所、中央建設協同組合、日本環境クリアー(株)

新井運送(株)、(株)エコネコル、(株)協和清掃運輸、太平洋陸送(株)、

太平洋セメント(株)、ツネイシカムテックス(株)

事業名:さいたま市サーマルエネルギーセンター整備事業(DBO)

建設場所:さいたま市見沼区大字膝子626番地1外

事業内容:施設の設計・建設、運営業務(選別設備除く)ならびに既存施設の解体撤去工事

施設概要

①高効率ごみ発電施設

処理能力:420t/24h(140t/24h×3炉)

炉形式:ストーカ方式

発電出力:10,640kW

②マテリアルリサイクル推進施設

処理能力:破砕設備:28t/日

選別設備(びん): 14t/日

選別設備(かん): 7t/日

事業方式:DBO(Design:設計、Build:施工、Operate:運営)方式

事業期間:設計・建設期間:2020年3月~2027年3月

 ※建設する施設の竣工および引渡しは、2025年3月

運営期間:2025年4月~2040年3月

契約金額:51,586,000,000円 (消費税等相当額を含まず)

 ニュースリリース

 

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