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トーヨーケム、約40億円投じて滋賀県守山市に新工場建設、貼付型医薬品工場を移転

・最新の規制状況に対応した設備で貼付型医薬品等の新規開発を加速

 トーヨーケム(本社:東京都中央区)は3月12日、貼付型医薬品事業の拡充のため工場機能と開発拠点を兵庫県尼崎市から滋賀県守山市に移転することを決定したと発表した。

 トーヨーケムは、東洋インキグループの中核事業会社の一つとして「ポリマー・塗加工関連」事業を担い、注力分野としてメディカル・ヘルスケア領域における貼付型医薬品や粘着剤、生体適合ポリマーなどの開発に取り組んでいる。

 2016年に貼付型医薬品事業を積水メディカルから取得し、以来メディカル関連の開発拠点として尼崎工場で貼付型医薬品の開発、製造を行ってきた。設備の老朽化への対応および生産能力の増強の必要性から、このほど東洋インキグループの関係会社である東洋ビジュアルソリューションズの守山製造所敷地内に、トーヨーケムとして新工場を建設し、生産と開発の全機能を移転する。

 新工場において、最新の規制状況に対応した設備に更新することで、新規開発を加速させるとともに、医薬品の長期にわたる安定供給を実現しメディカル・ヘルスケア事業の拡充を図っていく。

<新工場の概要>

所在地:〒524-0051 滋賀県守山市三宅町436-1

(現東洋ビジュアルソリューションズ株式会社守山製造所敷地内)

投資額:約40億円

着工:2021年上期(予定)

稼働:2023年中(予定)

 ニュースリリース

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