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コマツ、スマートコンストラクション・レトロフィットキットの導入開始

・建設現場のデジタルトランスフォーメーション実現を加速-

 コマツは3月10日、建設現場で稼働している既存の従来型建機に、3D-マシンガイダンス機能やペイロード機能などのICT機能を提供する後付けキット「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」を2020年4月下旬より㈱ランドログを通して、日本国内に導入開始すると発表した。

 コマツは、昨年4月よりスタートした新中期経営計画「DANTOTSU Value – FORWARD Together for Sustainable Growth」において、モノ(機械の自動化・自律化)とコト(施工オペレーションの最適化)で、施工のデジタルトランスフォーメーションを起こし、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」の実現を目指している。

 一方で、現在、日本の建設現場で稼働する建機の98%以上は、ICT機能を有さない従来型建機であり、「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」は、既存の従来型建機に取り付けることで、3D-マシンガイダンスやペイロード機能などICT建機と同程度*1のICT機能を利用できるようにするもの。

 建設現場におけるデジタルトランスフォーメーションの実現を加速させるために、「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」は、コマツ製の建機だけでなく、油圧ショベルであれば機種を問わず後付け可能。また顧客がICT機能をより利用しやすいように、3D施工時に必要な「GNSS補正情報配信サービス」や3D設計データの送信や施工履歴を管理するスマートコンストラクション・レトロフィットキット用アプリ「SMARTCONSTRUCTION Pilot」を併せて開発・提供する。同アプリは市販のタブレットをモニターとして利用できるようにするなどし、「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」の利便性を高めるとともに低価格でのご提供を実現した。

 コマツは「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」により従来型建機のデジタル化を促進し、施工のデジタルトランスフォーメーションによる、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」の早期実現に取り組んでいく。

 詳細は、ニュースリリース

 

 

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