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国際協力銀行(JBIC)、親和パッケージ(兵庫県)がインドネシアで実施するコンテナ輸送用容器事業に融資

・成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

 国際協力銀行(JBIC)は2月25日、親和パッケージ(本社:兵庫県、清水裕樹社長)のインドネシア法人PT. SHINWA PACKAGE INDONESIA(以下SPI)との間で、融資金額15,870百万インドネシア・ルピア(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、「成長投資ファシリティ/海外展開支援ウインドウ」のもとで、りそな銀行との協調により実施されるもの。(1インドネシア・ルピアは約0.01円)

 この案件は、SPIがインドネシアのカラワン県で行うコンテナ輸送用容器の製造・販売事業を行うために必要な資金を融資するもので、製造設備の増設に充てられる。

 親和パッケージは、自動車・建機・産業機器・半導体等の輸送に使われるスチール製コンテナ梱包材の製造・販売を行う中堅企業。日系の大手鋼材メーカー等の海外進出に合わせて、これまでタイやインドネシアなどに進出し、海外事業展開を進めてきた。今回、親和パッケージはSPIへの設備投資を通じ、経済成長を続けるインドネシアにおいて、更なる市場シェアの獲得を企図している。融資は、こうした親和パッケージの海外事業展開を、インドネシア・ルピア建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

 ニュースリリース

 

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