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日本信号、「台湾・嘉義市街鉄道高架化計画 電子連動システム工事」を受注

 日本信号は2月19日、台湾交通部鉄道局より「台湾・嘉義市街鉄道高架化計画 電子連動システム工事」を受注したと発表した。

 受注した案件は、(1)台湾中部の嘉義駅周辺から嘉北駅周辺の線路の高架化、(2)北回帰線駅の新設、(3)水上車両基地の新設、これらに伴う鉄道信号システムの更新工事。日本信号は鉄道信号システムを担当し、電子連動装置をはじめ、列車検知装置、中間閉塞装置、踏切設備、電気転てつ機等を納入・施工する。

 同案件が完成することで、高架化による踏切削減(踏切事故の削減、交通渋滞の解消)、嘉義駅周辺の商用及び環境開発、北回帰線駅の観光利便性向上に繋がる。

 同工事は、既存路線を運用しながら高架化するために多くの線形変更があり、難易度が高い鉄道信号システム工事になる。日本信号は、台湾で約50件の案件を経験しているが、その多くの案件で既設更新を経験しており、営業列車に影響しないように万全を期して切替工事を行ってきた。これまでの経験・ノウハウを生かして、今回受注した工事も着実に実行する。

 台湾政府は近年、経済発展の基礎となる鉄道インフラの整備・近代化に注力しており、日本信号は「安全と信頼」の技術で、台湾の安全で快適なまちづくりに引き続き貢献していく。

 ニュースリリース

 

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