2019年4~12月期における世界経済は、米中貿易摩擦の長期化に伴い中国の経済成長が鈍化していることを筆頭に減速基調となった。国内経済も相次ぐ自然災害、消費税増税などの影響により、先行きが不透明な状況となっている。
2020年3月期通期連結業績予想については、売上高及びセグメント利益は、第3四半期の台風19号による減産影響に加えて、第4四半期に中国で発生した新型肺炎の拡大による中国及び周辺各国の生産、物流等への影響を織り込んだため、前回発表予想を下回る見込み。
また、免震・制振用オイルダンパーに関する製品保証対策費等の増加見通しを織り込み、営業利益、税引前利益、当期利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益についても前回発表予想を下回る見込み。売上高は3,800億円(前期比7.8%減、前回予想3,900億円)、営業利益△122億円(前回予想65億円)、親会社所有者に帰属する当期利益△140億円(前回予想28億円)となる見通し。
なお、為替レートについては通期で1USドル108円、1ユーロ120円(第3四半期連結会計期間以降1USドル105円、1ユーロ115円)を前提としている。