油圧ショベルの販売台数は、東南アジアでは、インフラ工事の延期の影響等により需要が一時的に減退したことで減少したものの、企業の設備投資が堅調だった国内や、政府主導で公共投資が行われた中国では増加したことから、全体としては前年同期並みとなった。
クローラクレーンの販売台数は、東南アジアを中心に海外メーカーとの競争が激化したことなどから、前年同期を下回った。
■2020年3月期見通し
油圧ショベルの販売台数は、国内の需要は堅調に推移するものの、東南アジア、インドを中心に需要の減少が見込まれることなどから、前回に比べ減少すると想定。クローラクレーンについても、東南アジアで競合が激しくなることなどから、販売台数は前回に比べ減少すると想定している。売上高は、前期比6.7%減の3,600億円(前回予想:3,900億円、前期実績:3,860億円)と修正した。経常損益については、油圧ショベルの販売台数の減少などから、70億円(前回予想:90億円、前期実績:255億円)に修正した。