当該機は、大幅な生産性向上と燃費低減を実現し、操作性向上を織り込んだ最新型ホイールローダー。独自の技術を織り込み、自社開発したコマツハイドロリックメカニカルトランスミッション(KHMT)コントロールシステムは、オペレーターの操作に対して、車体の負荷を総合的に判断し、加速、牽引力、作業機力などが最適となるように、エンジンパワー制御および、走行系、作業機系等へのパワー配分制御を自動的に行う。この制御により、エンジンを低回転かつ高効率な状態に保つことで、燃費の向上を実現した。さらに、バケット形状の変更による満杯率と作業機力アップなどで作業量[ton/h]が15%向上した(※2)ことも加わり、燃費効率[ton/L]を30%向上(※2)させた。
また新たに、作業機のスピードを操作レバーのみでコントロールする機能を採用した。従来機(※3)のように作業機のスピードを制御するためにアクセルペダルを踏む必要がないため、複雑な操作が必要だったダンプトラックへのアプローチ操作が大幅に簡略化される。ブレーキの引きずりもなくなることにより燃費向上や作業効率向上に加え、オペレーターの疲労低減を実現させている。
また、新たに設計されたキャブは、前方と後方のキャブガラス面積を合計で21%増加(※3)させ、全方向見通しの良い視界性により安全な運転に貢献する。さらに新たに採用された電動開閉式エンジンフードによりエンジンルーム内の整備・清掃を容易に行うことが可能。
なお、当該機は公益財団法人日本デザイン振興会が運営する「2019年度グッドデザイン賞」を受賞している。
公表価格:5,500万円 *工場裸渡し消費税抜き
販売目標:170台(国内のみ)
※1. 通称、オフロード法という。
※2.従来機(WA470-8)比 Pモード、ロード&キャリー時
※3.従来機(WA470-8)比
詳細及びプロポーションビデオは、ニュースリリース