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国際協力銀行(JBIC)、バイオテックジャパンがフィリピンで実施する包装米飯事業に融資

・第四銀行との初の協調融資、中堅・中小企業の海外事業展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は1月27日、㈱バイオテックジャパン(本社:新潟県、江川 穰社長)のフィリピン法人BIOTECH JP CORP.(以下、BTJP)との間で、融資金額450千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、第四銀行との初の協調融資になる。

 この案件は、BTJPがフィリピンのタルラック州において実施する包装米飯の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、製造工場の新設に充てられるもの。

 バイオテックは、植物性乳酸菌の発酵技術を活かした低たんぱく食品(米飯、パン)の製造・販売を行う中小企業。米飯を主食とするフィリピンでは、経済成長等を背景に都市部を中心に包装米飯の潜在的ニーズが高まっている。また、現地の生活水準の向上とともに拡大する生活習慣病の治療食として、低たんぱく米が注目されている中、バイオテックは植物性乳酸菌を用いた独自の発酵・熟成技術により、長粒種米の低たんぱく米を開発し、2015年4月にBTJPを設立した。

 フィリピンでは、台風、地震等の自然災害が多く、備蓄・災害用としての包装米飯に対する需要に加えて、現地に駐在する日本人の味覚にあった包装米飯の需要もあることから、今般生産能力を増強し、市場の拡大が見込まれるフィリピンでの事業拡大を企図している。融資は、こうしたバイオテックの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、フィリピン等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

 ニュースリリース

 

 

 

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