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東芝キヤリア、欧州・ポーランドに新製造子会社を設立

・現地調達・製造によりローカルフィット商品を効率的かつタイムリーに提供

   東芝キヤリア(本社:神奈川県川崎市)は1月21日、空調機器や暖房・給湯機器の継続的な成長が見込まれる欧州市場での事業強化のため、ポーランドに新たに製造子会社を設立したと発表した。ポーランド中西部のグニエズノに約30億円を投資し、2020年中の製造開始を予定している。

 欧州の空調機器市場は、2016年から2018年までの3年間で年平均6%を超える成長(※1)を続けており、今後も各国の制度や環境意識の高まりにより環境負荷の少ない空調機器の継続的な成長が見込まれている。また現在、欧州での冬季の暖房・給湯はガスを中心とした燃焼系ボイラーによる温水暖房・給湯が主流だが、より省エネ性の高いヒートポンプ技術を使った暖房・給湯機器の需要が急速に拡大している。

 東芝キャリアは、これまでも欧州市場において空調・給湯機器事業を展開してきたが、新たに製造拠点を設立することで、リードタイムを約3分の2に短縮し、かつコスト低減を図ると共に、ローカルフィット商品を増強し、商品ラインアップを強化していく。

 西欧へのアクセスが良好で、優秀な労働力を得られやすいポーランドにおいて、当局からのインセンティブを得られることとなったため、ポーランドに当社として欧州で初めての製造拠点を設立することにした。

 東芝キャリアは、研究・開発・製造のグローバルコントロールセンターである富士事業所に新技術棟を建設しており、また海外においては子会社の東芝キヤリア中国社が浙江省の杭州経済開発区に開発・製造能力を強化するため新社屋を建設している。国内、海外における積極的な投資およびパートナーであるキヤリア社とのアライアンスを基盤に、グローバルな成長を実現し、顧客へより良い製品とサービスを届けていく。

 新会社の概要は(クリックして拡大)

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