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鍛圧機械、2019年(暦年)受注は前年比16.1%減の3,270億円

 日本鍛圧機械工業会が1月14日に発表した2019暦年の受注金額は、3,270億円で前年同期比16.1%減となり、3年振りに前年を下回った。プレス系の落込みが大きく、要因としては自動車向け設備投資の低調の影響と思われる。板金系は、大きな落込みではなく、堅調なレベルを維持している。米中の貿易摩擦による世界経済の下押し圧力、及び自動車販売の低迷による製造業の設備投資意欲の低下が懸念される。

 機種別によると、プレス系は1,299億円で前年同期比28.6%減。機械プレス全体で29.6%減、油圧プレスが53.8%減、フォーミングは13.1%減だが、自動化・安全装置は1.8%増となった。板金系は1,130億円で前年同期比8.4%減。レーザ・プラズマが12.5%減、プレスブレーキは7.6%減、パンチングも4.2%減となった。サービスは841億円、前年同期比0.6%減となった。

 国内向けは1,442億円で前年同期比21.4%減。自動車は27.2%減、金属製品製造業が18.7%減、一般機械15.2%減、電機27.3%減、鉄鋼・非鉄金属も32.6%減となった。

 輸出向けは987億円で前年同期比18.9%減。北米向けは2.8%増だが、中国向け18.9%減、東南アジア向け5.5%減、欧州向け20.3%減、韓国・台湾向け13.8%減、インド向けも81.4%減となった。

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