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国際協力銀行(JBIC)、日精テクノロジー(兵庫県)がベトナムで実施する光学部品及び精密部品事業に融資

・中堅・中小企業の海外事業展開を支援

    国際協力銀行(JBIC)12月25日、24日、日精テクノロジー(本社:兵庫県、辻花 均社長)のベトナム法人NISSEI TECHNOLOGY (VIETNAM) LTD.(以下NTV)との間で、融資金額7,000千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、広島銀行との協調融資によるもの。

 この案件は、NTVがベトナムのハイズオン省で行う光学部品及び精密部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するもので、工場建設及び生産設備の増設に充てられる。

 日精テクノロジーは、光学製品・精密プラスチック製品を製造する中小企業者で、製品の設計・加工からアッセンブリーまで一貫して手掛けている。スマートフォン向けのプラスチックレンズ等を主力製品として提供しており、高い技術力を有しています。経済成長が著しいアジア諸国へのアクセスを踏まえた地理的優位性や、豊富で低廉な労働力等を求めて、2006年にNTVを設立した。今後、ベトナムを含むアジア諸国は、精密プラスチック部品の更なる市場拡大が見込まれる中、日精テクノロジーは、NTVへの設備投資を通じて同地域における事業拡大を企図している。

 融資は、こうした日精テクノロジーの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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