㈱荏原製作所は12月23日、平成27年~令和5年にわたる国営津軽北部二期農業水利事業の一環として、下車力機場(以下:機場)におけるポンプ設備改修工事を受注したと発表した。
同地区は、青森県の津軽平野北部に位置する広大な水田地帯。水稲を中心に大豆、小麦、野菜等の生産も展開されている。この地域を支える主な揚排水機場は30年以上経過しているものが多く、近年、設備の経年的な劣化が見られる。今回のポンプ設備改修工事により、農業用水の安定供給や排水機能の維持、設備維持管理費の軽減が期待されている。
今回の改修工事により、同地区の農業生産性の向上と安定した農業経営に貢献する。荏原は、農業かんがい施設では国内トップの納入実績を持ち、現在も新設に加え、更新や改造など多くのプロジェクトを遂行中。これからもポンプ事業のトップメーカーとして、競争し挑戦するマインドで顧客の課題を解決し、安心できるインフラ設備の発展に貢献していく。
荏原グループは、経営方針に基づいて企業価値の更なる向上を図るため中期経営計画とESG重要課題に取組み、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与する。
<受注概要>
事名称:津軽北部二期農業水利事業 下車力機場ポンプ設備改修工事
発注者:農林水産省 東北農政局
施工場所:青森県つがる市下車力町175-7
ポンプ諸元(抜粋):
・No.1、2 主ポンプ 立軸斜流ポンプ(1650HZGE型)
φ1650mm × 6.045m3/s×5.5m × 449kW 2台
・No.3 主ポンプ 横軸斜流ポンプ(1200HZGM型)
φ1200mm × 3.33m3/s×5.52m × 250kW 1台
・No.4 主ポンプ 横軸斜流ポンプ(600HZM型)
φ600mm × 0.83m3/s × 5.8m × 75kW 1台
工期:2019年10月~2023年3月