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住友重機械、ロボットの軽量化に貢献する超軽量ハイブリッド減速機を共同開発

 住友重機械工業は12月17日、マテックス(本社:大阪府八尾市)と共同で、軽量高強度な樹脂材料を使用した減速機を開発したと発表した。

 近年、協働ロボットやパワーアシストスーツ、サービスロボットなどの市場が急速に拡大している。さらに将来の家庭用ロボットの普及に向けて、市場からは超軽量・コンパクトでありながら精度を有し、量産性にも優れた減速機が待たれていた。

 今回の共同開発では、住友重機械の持つ産業用ロボット向け精密制御用減速機の設計技術と、マテックスの持つ精密樹脂成形を用いた減速機の生産技術の融合により、減速機の軽量化と量産性を実現した。

 住友重機械が新たに発売した精密制御用Eサイクロ減速機ECYシリーズをベースに、主要部品に軽量高強度な樹脂材料を使用することで、一般的な同クラスの減速機の約1/3の重さを実現するだけでなく、高い精度も確保した。これにより、協働ロボットやパワーアシストスーツ、サービスロボットなどの超軽量・高精度が必要とされるさまざまな用途への応用が期待される。

 2019国際ロボット展にも出展するとともに、両社は、今後も顧客の要望に応え、社会の高度化ニーズに貢献する製品を開発していく。

 ニュースリリース

 

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