IFR(The International Federation of Robotics:国際ロボット連盟):2019年12月12日
国際ロボット連盟会長の津田純嗣は次のように述べている。「2018年のロボットの設置台数は5%減少して37,807台になりました。電気/電子産業と自動車業界の両方が設置台数を削減し、合計で需要の82%を占めています。」
■貿易紛争
韓国は米中貿易紛争の影響を受けているが、プラスの影響とマイナスの影響がある。中国は韓国の中間製品の重要な輸出先である。紛争により、中国からの需要が減少する可能性がある。対照的に、韓国製品は中国製品に置き換わる可能性がある。しかし、現在、韓国経済は問題を抱えている。エレクトロニクス製品の需要の減少と大手エレクトロニクス企業による投資削減の発表は、ロボット設置のもう1年の減少を示している。
■ロボットは競争力を維持する必要がありました
長期的には、競争力を維持するためにロボットを広範囲に使用することが不可欠である。 韓国の人口は急速に高齢化している。今世紀半ばまでに、日本、イタリア、ギリシャのすぐ後ろにあるすべてのOECD諸国の中で最も古い人口の1つになる。2050年には、人口の3分の1以上が65歳を超え、全労働者の約半数が50歳以上になる。これは、韓国がすでにロボットを採用している理由、特に「ロボット密度」がシンガポールに次ぐ世界第2位にランクされている製造部門での理由を説明するのに役立つ。韓国の従業員10,000人あたり774個の産業用ロボットにより、ドイツ(338台で3番目)と日本(327台で4番目)の2倍以上の数がある。
■韓国の労働力開発
2019年に更新された労働力開発訓練法は、政府主導の一連のプログラムにおける重要な取り組みの1つである。人々は、ロボットと自動化された機械を扱う方法のスキルを開発するためのサポートを受ける。「スマートマニュファクチャリングイノベーション戦略」は、2022年までに50,000人のスマートファクトリーワーカーを育成することを発表した。
画像:韓国は、5年間で産業用ロボットの稼働在庫を2倍以上増やした。