・新たなラインアップにより「i3-Mechatronics」によるデジタルデータソリューションを強化
安川電機は、溶接、ハンドリング、組立て、塗装、液晶パネル・半導体ウエハ搬送など、アプリケーション別に最適なロボットを次々に商品化し、市場に投入してきた。近年は、生産年齢人口が減少し深刻化する労働力不足を背景に、自動車産業以外の一般産業分野でもロボットを導入した自動化での生産性向上や製造コスト削減が強く求められている。3C市場や三品市場においては、これらの自動化のニーズが特に高まっている。
販売開始するリーチの異なる2種類の水平多関節型スカラロボットは、一般産業分野での小型部品の組立てや搬送、箱詰め、仕分け、検査といった工程を主なターゲットとしている。
安川電機は、長期経営計画「2025年ビジョン」で「新たな産業自動化革命の実現」を掲げ、製品による自動化に加え、生産現場の視える化などデジタルデータソリューションによって生産性の向上や止まらないラインの実現を図るソリューションコンセプト「i3-Mechatronics」を提唱している。これまで安川電機が提供してきた垂直多関節型ロボットである一般用途向け小型ロボット「GPシリーズ」、「MotoMINI」、人協働ロボット「HCシリーズ」などに、新たに販売開始する水平多関節型スカラロボットを組合せることで、多様化する一般産業分野の顧客のニーズに応えるとともに「i3-Mechatronics」の提案力を強化する。
なお、製品は2019年12月18日(水)~21日(土)に開催される 2019 国際ロボット展(会場:東京ビッグサイト 南2ホール 小間番号S2-03)へ出展する。