・国内企業のロボット導入に貢献する低価格・高機能なエントリーモデルを提供
近年、新興国では急速な自動化・ロボット化が進んでいる一方、日本国内の企業でのロボット導入は足踏み状態が続いている。経済産業省の発表によると、2012年から2017年にかけての国内の産業用ロボットの導入状況は従業員1万人当たり332台から308台の推移に留まっており、国別の順位でも2位から4位へ低下している。この数値は急速なロボット導入が進む韓国やシンガポールのおよそ半分。こうした課題を解決し、国内企業のロボット導入に貢献するため、デンソーウェーブではこれまで新興国でのみ販売していた「LPH-040」を日本国内向けにも発売する。
「LPH-040」は、デンソーロボットの特色である高機能性・多機能性を保ち、2016年から販売を開始し、急速にロボット化が拡大している新興国市場において、主に電機・電子業界で導入されている。
ロボットコントローラー「RC8」に対応しているためロボットの周辺機器も一括制御、設備のトータルコスト低減に貢献するなど、新興国市場でも実績を重ねてきた。これらの実績と品質をもとに、国内市場でも更なるロボット導入が期待される自動車および自動車部品、電機・電子業界に向けた展開を予定しており、初年度販売は1,000台を目標にしている。