東洋エンジニアリング(TOYO)は12月11日、愛知蒲郡バイオマス発電合同会社(蒲郡市浜町27)が愛知県蒲郡市に計画する50,000kWバイオマス発電所建設プロジェクトを受注したと発表した。
受注したプロジェクトは、輸入バイオマス燃料である木質ペレットとPKS(パーム椰子核殻)を燃料とするバイオマス専焼発電所を建設するもの。発電設備は、再熱方式(*)を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備で、TOYOは発電設備一式の設計、機器資材調達、建設工事、試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。
TOYOは発電プラントを中心としたインフラ分野を中核事業の1つに位置づけ、国内では太陽光やバイオマス発電といった再生可能エネルギー発電に積極的に取り組んでいる。同プロジェクトはこれまでに受注した茨城県、富山県、鳥取県、北海道における50MW級発電所プロジェクト、及び静岡県における75MW級発電所プロジェクトに続き、TOYOが取組むバイオマス専焼発電所の第6号案件となる。
TOYOは今後もバイオマス発電への取組みを拡大し、低炭素社会の実現に貢献していく。
(*)再熱方式:蒸気タービンにて仕事をした蒸気をボイラーにて再加熱し、再度蒸気タービンへ通気させることにより高い発電効率を実現することができる。
<受注概要>
客先:愛知蒲郡バイオマス発電合同会社
受注者:東洋エンジニアリング株式会社
建設地:愛知県蒲郡市
対象設備:50,000kW木質バイオマス専焼発電設備
役務内容:設計、機器資材調達、建設工事、試運転の一括請負
完成予定:2023年