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中国の工作機械、2019年前3四半期の下方圧力はより明らかに

 中国機床工具工業協会:2019 年11 月22日

 数日前、中国工作機械・ツール工業協会(中:中国機床工具工業協会)は、前3四半期の経済運行状況分析のデータを発表した。

 2019年9月の中国工作機械・ツール工業協会には、一定規模以上の企業は合計5,624社あり、次の8つのサブ業界が含まれている。

 金属切削工作機械(構成比:14.2%)、金属成形工作機械(9.7%)、測定ツールとゲージ(12.7%)、研磨剤・研磨工具(33.7%)、工作機器機能部品及び付属品(6.7%)、鋳造機械(9.3%)、木材及び竹加工機械(2.6%)、及びその他金属加工機械(11.1%)。

■営業収入

 国家統計局の企業統計データによると、中国工作機械・ツール工業協会の1 月から9 月までの累計達成売上高は、前年同期比0.9%減少した。そのうち、金属切削工作機械業界は同13.9%の減少、金属成形工作機械業界は同5.2%の減少、測定工具とゲージ業界は同2.3%の減少である。

■利益総額

 国家統計局の企業統計データによると、中国工作機械・ツール工業協会の1 月から9 月までの累計達成利益総額は、同18.4%減少した。そのうち、金属切削工作機械業界は同67.5%の減少、金属成形工作機械業界は同19.2%の減少、測定工具とゲージ業界は同15.1%の減少である。

 2019 年1 月から9 月まで、協会の主要な関連企業全体の欠損は1.3 億元、前年同期の利益は38.3 億元であった。各サブ業界の同比利益総額は、何れも大幅に減少している。その内、金属切削工作機械業界の利益総額の当期欠損は26.9 億元で、前年同期の当期欠損は1 億元である。金属成形工作機械業界の累計達成利益総額は、同18%の減少である。測定工具とゲージ業界の累計達成利益総額は、同8.7%の減少である。

■生産量

 2019年1月から9月にかけての国家統計局の企業統計によると、金属切削工作機械の生産量は前年比で16.2%減少し、そのうちCNC金属切削工作機械の生産量は同29.0%減少した。金属成形機の生産量は同7.8%減少し、そのうちCNC金属成形機の生産量は同7.0%減少した。

 1月から9月にかけて、協会の主要な関連企業は、金属切削工作機械の生産量を同27.5%減少させたが、そのうちCNC金属切削工作機械の生産量は同31.8%減少した。金属成形工作機械の生産量は同17.5%減少し、CNC金属成形工作機械の生産量は同2.2%減少した。 金属加工工作機械の出力と前年比の変化の詳細については、ニュースリリース参照。

詳細は→ ニュースリリース

 

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