日本建設機械工業会が11月28日に発表した2019年10月の建設機械出荷金額によると、内需は17.5%減少の740億円、外需は25.0%減少の1,222億円、総合計では22.3%減少の1,962億円となった。その結果、内需は13カ月振りの減少、外需は3カ月連続の減少となった。総合計では2カ月振りの減少となった。
■内需は17.5%減の740億円
内需について機種別に見ると、トラクタ19.6%減少、油圧ショベル15.9%減少、ミニショベル24.6%減少、建設用クレーン29.1%減少など7機種が2桁減少、計9機種と補給部品が減少し、内需全体では17.5%の減少となった。
■外需は25.0%減の1,222億円
外需について機種別に見ると、建設用クレーン[75億円、6.9%増加]は増加したものの、内需同様7機種が2桁減少するなど計8機種と補給部品が減少し、外需全体では25.0%減少した。
地域別に見ると、中近東が2カ月連続の増加、北米が2カ月振りの増加、中南米が2カ月振りに増加するなど、全9地域中3地域で増加したものの、他の6地域は減少し、外需全体では25.0%減少した。
■油圧ショベル、10月の国内出荷台数は12.4%減の1,887台
10月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,203台(前年同月比29.7%減少)、油圧ショベル1,887台(同12.4%減少)、ミニショベル2,113台(同27.6%減少)、クローラクレーン15台(同37.5%減少)、ラフテレーンクレーン36台(同34.5%減少)、アスファルトフィニッシャ41台(同34.9%減少)――となった。
また1~10月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ9,415台(前年同期比13.4%増加)、油圧ショベル21,289台(同24.7%増加)、ミニショベル24,813台(同5.6%増加)、クローラクレーン370台(同7.5%減少)、ラフテレーンクレーン1,591台(同15.6%増加)、アスファルトフィニッシャ392台(同3.7%減少)――となった。