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国際協力銀行(JBIC)、バングラデシュ国営化学公社にバイヤーズ・クレジット、三菱重工の肥料プラント輸出を支援

 国際協力銀行(JBIC)は11月22日、21日、バングラデシュ国営化学公社Bangladesh Chemical Industries Corporation(以下、BCIC)との間で、協調融資総額約1,103億円を限度とするバイヤーズ・クレジット(輸出金融)の貸付契約を締結したと発表した。融資は、三菱UFJ銀行及び香港上海銀行東京支店との協調融資によるもの。民間金融機関の融資部分には日本貿易保険(NEXI)による保険が付される。

 この案件は、BCICがバングラデシュ北東部のダッカ管区ナルシンディ県ゴラサール地区の既設肥料工場敷地内において肥料プラントを新設するにあたって、三菱重工業よりプラント設備一式を購入するための資金を融資するもの。
 バングラデシュでは農業が主要産業の1つであり、旺盛な肥料需要がある。同案件は、同国で最大規模の肥料プラント関連設備の輸出を支援するものであり、農業セクターにおいて重要なアンモニア・尿素の国内生産量増加に大きく寄与することが期待されるとともに、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業によるインフラ関連設備等の輸出や海外への事業展開を金融面から支援していく。

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