国内で自動ドア事業が好調に推移した一方、長引く米中貿易摩擦による設備投資の低迷により精密減速機の需要が減少したことに加え、東南アジア市場で建設機械需要も低迷した。
■セグメント別業績
<コンポーネントソリューション事業>
精密減速機は、長引く米中貿易摩擦による設備投資の低迷により需要が減少し、売上高は前年同期比減収となった。油圧機器は、東南アジア市場での需要の落込みにより、売上高は前年同期比減収となった。
<トランスポートソリューション事業>
鉄道車両用機器は、中国地下鉄向けが堅調に推移し、売上高は前年同期比横ばいとなった。
航空機器は、民間航空機向けの増産により、売上高は前年同期比増収となった。
商用車用機器は、堅調な国内市場により、東南アジア市場の落ち込みをカバーし、売上高は前年同期比横ばいとなった。
舶用機器は、市況の緩やかな回復傾向が継続し、売上高は前年同期比増収となった。
<アクセシビリティソリューション事業>
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前年同期比2,515百万円(4.4%)増加し59,039百万円となった。売上高は、同3,716百万円(6.9%)増加し57,519百万円、営業利益は、同2,807百万円(102.7%)増加し5,541百万円となった。
自動ドア事業は、好調な国内需要により、売上高は前年同期比増収となった。
<その他>
その他の受注高は、前年同期比74百万円(△0.5%)減少し13,370百万円となった。売上高は、同143百万円(△1.2%)減少し12,226百万円、営業利益は、同292百万円(△16.4%)減少し1,484百万円となった。
包装機は、国内の堅調な需要により、売上高は前年同期比横ばいとなった。
■2019年12月期の見通し
売上高2,850億円(前回予想:3,130億円)、営業利益241億円(同:300億円)、税引前利益253億円(同:336億円)、親会社所有者に帰属する当期利益168億円(同:229億円)。