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日立建機、部品販売システム「ConSite® Parts Web Shop」をグローバルに展開

・部品・サービス事業を強化

 日立建機は10月24日、部品・サービス事業の強化の一環として、販売代理店がインターネットを経由し、いつでもどこでも日立建機製品の純正部品を購入できるシステム「ConSite® Parts Web Shop」(コンサイト パーツ ウェブ ショップ)を開発し、9月半ばから日本市場で先行して展開を始めていたが、今月から、順次グローバル市場に向けて本格的に展開していくと発表した。

 日立建機では、2019年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画「CONNECT TOGETHER 2019」を推進してきた。グローバルに需要変動の激しい新車販売以外の、部品・サービス、中古車、レンタルなどの事業をバリューチェーンと位置付け、事業の拡大と経営基盤の安定化に取り組んでいる。

 これまで、バリューチェーン事業における部品・サービス事業を拡大する一環として、2013年より建設機械の稼働状況を遠隔で監視し、故障の予兆を検知してデータレポートを配信するサービスソリューション「ConSite®(コンサイト)」を提供してきた。

 今回、さらなる部品・サービス事業の拡大に向けて、日立建機グループ内で運用してきた既存の部品発注システムを刷新し、利用対象を販売代理店にまで広げた「ConSite® Parts Web Shop」を開発し、グローバルに展開する。これにより、販売代理店では、いつでもどこでもWebシステムを通じて日立建機製品の純正部品を購入できるようになる。

 販売代理店は、顧客の現場で必要な部品を確認した後、これまでは日立建機グループへの問い合わせが必要であった純正部品の在庫状況や価格などを、「ConSite® Parts Web Shop」で迅速に把握することができる。さらに、スマートフォンやタブレットを用いて、その場で見積書を作成して顧客に提案することができるため、部品販売における業務効率の向上につながる。顧客は、ConSite®で未然に故障を防ぎ、さらに、速やかに必要な純正部品の見積もりが提示されるため、部品交換にかかる日数が短縮されるメリットがある。日立建機グループにとっては、顧客への純正部品サービスの提供機会を増やし、部品・サービス事業を強化することができる。

 今後、東南アジア、ロシア・CIS、アフリカ地域などの販売代理店向けに、グローバルに対象地域を広げていく予定。また、日本国内では、一部の顧客に先行公開しており、将来的には、利用対象を世界中の顧客にまで広げ、顧客がいつでもどこでも、純正部品の在庫状況や価格などを把握し、注文ができるようにすることをめざす。

 日立建機グループは、「ConSite® Parts Web Shop」導入により、より適正なサービスや部品の提供を行うことで、顧客の課題である「ライフサイクルコスト低減」に貢献していく。

 画像:「ConSite® Parts Web Shop」画面イメージ

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