現地筋によると、中国工程机械(建設機械)工業協会が最近発表した2019年9月の油圧ショベル販売台数は、前年同月比17.8%増の15,799台(2018年9月:13,408台)となった。うち国内は前年同月比12.5%増の13,182台(同:11,719台)、輸出は7カ月連続で2,000台を上回り、同54.9%増の2,617台(同:1,689台)だった。また、コマツのKOMTRAXデータによると、9月の稼働率は前年同月比3.6%減の126.3(前年同月:131.1)だった。
2019年1~9月の販売実績は、前年同期比14.7%増の179,195台(2018年同期:156,242台)となった。うち国内は、前年同期比12.2%増の159,810台(同:142,390台)、輸出は、前年同期比39.9%増の19,385台(同:13,852台)だった。
中国の油圧ショベル2019年9月実績データ
9月のクラス別(国内販売)によると、大型機(30トン以上)は前年同月比12.2%増の2.048台(前年同月:1,826台)、中型機(13~30トン)は同4.8%増の3,057台(同:2,917台)、小型機(13トン以下)は同15.8%増の8,077台(同:6,976台)だった。
1~9月(国内販売)では、大型機が前年同期比5.7%増の22,937台(同:21,697台)、中型機は同8.5%増の41,250台(同:38,026台)、小型機は同15.7%増の95,623台(同:82,623台)だった。
急速な成長を維持する理由について、現地筋では、1つ目はインフラストラクチャー市場の牽引、2つ目は製品交換の需要、3つ目は「一帯一路」市場・・・・・・としており、今年の中国の油圧ショベルの販売は過去最高記録が予想されるとしている。