月島機械は10月9日、JFEスチールより高炉ガス用ガスホルダを受注したと発表した。
産業界では、エネルギーの回収・利活用が進む中、鉄鋼業界においても製鉄工程で発生する可燃性ガスは回収・貯留され、利活用されている。今回の受注は JFE スチールのエネルギーの有効活用ニーズに応えるべく、同社東日本製鉄所(千葉地区)に高炉ガスの貯留設備としてガスホルダの設計・製作・建設を行うもの。
月島機械の乾式ガスホルダは、これまで国内外で 500 基以上の納入実績があるが、耐震 性およびメンテナンス性に優れていることが評価され、今回の受注に至った。
月島機械のタンク関連技術については、鉄鋼分野をはじめとした副生ガス用大型貯留設備として、多くの実績を有している。また、下水道分野においては、消化ガス用貯留設備に加え、従来のコンクリート製消化タンクより工期と建設コストを低減可能な鋼板製消化タンクも展開している。今後も、様々な分野におけるガスホルダの営業活動を積極的に展開し、幅広いニーズに対応していく。
＜受注案件の概要＞
発注者：JFE スチール株式会社
仕様：高炉ガス用 乾式ガスホルダ 80,000 ㎥ 新設 1基
建設場所：JFEスチール株式会社 東日本製鉄所(千葉地区)
納期：2021年8月(予定)