・市場の急拡大見据えて現地に進出、市当局と合意書に調印
・新会社「菱重汽車空調系統(常熟)有限公司」(仮称)として市内の工業団地で発足
・電動圧縮機を年間50万台から生産スタート
この生産拠点は、三菱重工サーマルシステムズ100%出資の新会社「菱重汽車空調系統(常熟)有限公司」(仮称)として、かねてより三菱重工グループと親交の深い同市内の「常熟高新技術産業開発区」に年内に発足する予定。日本、米国、上海、タイの既存の生産拠点で培った生産ラインに関するノウハウを導入することにより、工場立ち上げ期間短縮を実現して早期に高い生産性を確保。さらに、組み立てや部品に関連した情報のトレーサビリティシステムのノウハウも採用することで、顧客のニーズに応えた供給体制を構築し、順次生産能力を増強する計画。
三菱重工サーマルシステムズは、カーエアコン事業以外にも、ビルや地域冷暖房、工場などの大空間空調を実現する大型冷凍機事業や家庭向け空調事業、輸送冷凍機事業など様々な事業領域におけるサーマルソリューションを提供している。今後も、事業領域の広さを活かしたシナジーを発揮しつつ、カーエアコン事業においても小型・軽量・省動力化を追求した製品とその最適マネジメントシステムを提供し、より快適な車社会の実現と地球環境保護に貢献する。
画像・上:調印式の様子
画像・下:電動式スクロール圧縮機