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川崎重工、米国のAIスタートアップ企業 OSARO社と提携

・オープンイノベーションによるAI適用戦略を推進

 川崎重工業は10月7日、優れたAIソフトウェアの開発技術を有する米国のスタートアップ企業 OSARO社(本社:米国サンフランシスコ)と提携すると発表した。技術の発展が著しいAI分野において、オープンイノベーションを積極的に推進し優れた社外の知見を取り入れることで、製品・サービスの開発を加速する。

 OSARO社は、2015年にサンフランシスコで創業し、主に産業用ロボット向けの自律制御ソフトウェアを開発・販売するスタートアップ企業で、特に画像認識やモーション制御を行うAI適用ノウハウに強みを有している。

 川崎重工は、これまでもOSARO社と共同で、OSARO社が開発したAIの川崎重工製ロボットへの適用可能性について概念実証を行ってきたが、今回の提携をきっかけに共同開発を本格化する。また、並行して環境認識や動作・経路計画、操作判断といったAI適用ノウハウの蓄積を進め、輸送システム分野、エネルギー分野など幅広い川崎重工製品の自動化・自律化を目指す。

 少子高齢化による人手不足やデータ通信技術の発達などを背景に、AIやICT/IoTを活用した製品・サービスの需要が拡大するなか、川崎重工ではAIを活用したごみ処理発電プラント向け運転支援システムなど、これまでも積極的な製品・サービスの開発に取り組んできた。今後はオープンイノベーションのさらなる推進により開発体制を強化し、社会に新たな価値を提供し続けていく。

<OSARO,Inc.の概要>

所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ市

設立日:2015年3月13日

代表者:Derik Pridmore

事業内容:産業用ロボット向け自律制御ソフトウェア

 ニュースリリース

 

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