・半導体業界向け新規製品の量産のため、最先端の大型生産設備を導入
同社は2019年7月、主力とする半導体業界向けの精密温調装置事業において、主に3D NAND、DRAM、ロジックなどの最先端半導体製造プロセスで求められる新技術を備えた製品を市場へ送り出した。新工場ではこの製品の量産を行い、新たな市場開拓と世界戦略により事業を拡大する。
新工場は清水建設に設計・施工を依頼し、新国立競技場の設計を手がけた東京大学大学院工学系研究科 教授 隈研吾氏に設計デザイン監修を、さらにIoTの第一人者であるINIAD(東洋大学情報連携学部)学部長 坂村健氏に工場内設備IoT監修を依頼している。
また、新工場は長野県伊那市が推進する「伊那市木材利用推進方針」に基づき、上伊那の地域材を活用して建設される。同市の掲げる「森林の循環」を進めて健全な森林を50年後に引き継ぐというビジョンに賛同し、最先端設備を備えつつも、地域に密着した工場を建設することで、地域の発展や地球環境保護の貢献活動にも取組んでいく。
<長野事業所 新工場 概要>
建設用地:長野県伊那市美篶7975番地1他
敷地面積:約28,911.86㎡
事業内容:精密温調装置、超高純度空気供給システム、ドライエア供給装置、真空チャンバー、ソレノイドバルブ、モーターバルブ、マイクロバルブの開発、設計および製造、販売
工事建設計画:2019年10月7日着工予定
鉄骨2階建て造り延床面積:約6391㎡
事業投資額:約25億円
操業開始予定:2020年12月
新規雇用計画:約100名(長野事業所)
設計・施工:清水建設株式会社
設計デザイン監修:東京大学大学院工学系研究科 教授 隈研吾氏
場内設備IoT監修:INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長 坂村健氏