コマツは10月2日、ミニショベル「バッテリー駆動式ミニショベル」とホイールローダー「WA470-10」について、公益財団法人日本デザイン振興会が運営する「2019年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みで、コマツは今回、従来の建設機械で問題になりやすかった騒音・振動・排気の問題を解決し、操作性・快適性・整備性等を進化させた点について高い評価を受けた。
コマツは今後も「品質と信頼性」を追求し、企業価値の最大化を図るとともに、ダントツバリュー(顧客価値創造を通じたESG課題の解決と収益向上)により、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を顧客と共に実現していくとしている。
<受賞デザイン・評価>
・ミニショベル [コマツ バッテリー駆動式ミニショベル]
「バッテリー駆動式の環境負荷の低い小型ショベルカー。充電器や高電圧変換ユニットを新規開発することで、性能を犠牲にすることなく、従来の重機では問題になりやすかった騒音・振動・排気の問題を解決した。車体後部の大容量バッテリーを、従来のカウンターウェイトの代わりにしており、旋回時のコンパクトさを確保するとともに、スクエアなフォルムをバッテリー駆動式を表すデザイン上のアイコンとしてうまく昇華している。高電圧部位への注意喚起をカラーリングによって行うなど、ユーザに対する細かな配慮も行き届いている。」
※当該機は、すでに実際の施工現場においてテスト稼働中であり、2019年度中の市場導入を予定している。
・ホイールローダー [コマツ WA470-10]
「取り扱いに高い専門性が要求される大型のホイールローダーであるが、環境性能・安全性能だけでなく、操作性・快適性・整備性も従来の建設機械の常識にとらわれることなく進化させた。ガラス面積を最大化することで視界を大きく広げたキャビン、オペレータのリクライニングに配慮してスラントさせたリアガラス、電動で大きく開くことで整備性を向上させた樹脂製の軽量エンジンフード、ルーバー型の開口部を排して排気管と統合したシャークフィン形状の排熱ダクトなど、その先進性を随所でデザインによって表現することにも成功している。」
※当該機は、2019年度中の市場導入を予定している。
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