帝人(本社:大阪市北区)は9月27日、帝人グループで軽量複合材料部品の生産・販売・技術開発を手がけるコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(Continental Structural Plastics Holdings Corporation、本社:米国ミシガン州、以下CSP社)が、米国テキサス州セギーン市に事業用地を取得し、工場を新設すると発表した。
帝人とCSP社は、この事業用地に、約7,000万米ドル(約75.6億円、108円計算)投じて従業員200人規模の生産拠点を新設する。新工場は、帝人グループにおいて、北米で14カ所目、グローバルでは先に買収したチェコのベネット・オートモーティブ社に続く25カ所目の複合材料部品の生産拠点となり、帝人グループの自動車向け複合成形材料事業のさらなる強化を担うことになる。
帝人グループは、Tier1サプライヤーとして、素材選定から部品設計にまで踏み込んだ技術開発能力の向上や、グローバルでの安定供給体制の拡充を図るとともに、2020年以降の環境規制強化に対応した車体の軽量化に向けて、ソリューション提案力を強化していく。そして、2030年近傍には自動車向け複合材料製品事業として、売上を20億ドル(約2,160億円、108円計算)規模へと拡大していく。
<新工場の概要>
所在地:米国テキサス州セギーン市
事業内容:自動車向け複合成形材料の製造
投資額:約7,000万米ドル(約75.6億円、108円計算)
工場面積:約20万平方フィート(約1.9万平方メートル)
従業員数:約200名
着工時期:2019年10月
工場稼働時期:2021年度中(予定)