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国際協力銀行(JBIC)、武井工業所(茨城県)等がインドで実施するコンクリート製品事業に融資

 ㈱国際協力銀行(JBIC)は9月24日、㈱武井工業所(本社:茨城県、武井 厚社長)等が出資する、㈱日本アクシスインベストメント(以下、JAI)との間で融資金額315百万円(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。融資は、常陽銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は450百万円。

 案件は、JAIのインド法人FUJI INFRASTRUCTURE TECHNOLOGIES PRIVATE LIMITED(以下、FIT)が行う、コンクリート製品の製造・販売事業に必要な資金をJAIに対して融資するものであり、工場の新設に充てられるもの。

 武井工業所は、コンクリート製品の製造・販売業を手掛ける中小企業であり、主に水路工事及び道路工事等で使用されるプレキャストコンクリート製品を製造している。インドでの経済成長等を背景にインフラ整備の需要拡大とともにプレキャストコンクリート製品の需要拡大が見込まれており、武井工業所はFITを通じたインドでの事業拡大を企図している。武井工業所にとって初めての海外事業展開となる。融資は、こうした武井工業所の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、インド等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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