㈱タクマは9月12日、東京二十三区清掃一部事務組合より都市ごみ焼却施設のプラント設備更新工事を約157億円(税抜き)で受注したと発表した。
受注した工事は、今後の東京23区から発生するごみの安定的な全量焼却体制の確保に万全を期すため、2014年より休止していた大田清掃工場第一工場の焼却施設(200t/24h×3炉)を整備するもの。1炉目を2020年度後半までに整備、再稼働させ、残りの2炉を2022年度までに整備する予定。
また、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金(先進的設備導入推進事業)を活用した事業で、設備の省エネルギー化等により、二酸化炭素排出量を3%以上削減する計画。
タクマは、ごみ焼却施設のパイオニアとして50年以上の経験と、国内外で360件以上の豊富な実績を有している。これらの豊富な実績に基づく経験と技術を活かし、今後も顧客の様々なニーズに応じたプラントを提供し、地域の協力を得ながら安心・安全な廃棄物処理の実現と循環型社会の形成に貢献していく。
<事業の概要>
発注者:東京二十三区清掃一部事務組合
受注者:㈱タクマ
工事名:大田清掃工場第一工場再稼働に伴うプラント設備更新工事
建設場所:東京都大田区京浜島三丁目6番1号
事業内容:既存都市ごみ焼却施設のプラント設備更新及び整備工事
<施設概要>
施設規模:600t/24h(200t/24h×3炉)
炉形式:ストーカ方式
発電出力:9,000kW(予定)
契約金額:15,700,000,000円(消費税相当額を含まず)
契約工期:2019年7月19日~2022年11月11日