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コマツ、BHPサウス・フランク鉄鉱山(豪ピルバラ)へ 超大型ダンプ41台導入

 コマツは9月5日、豪英資源大手BHP社のサウス・フランク鉄鉱山(西オーストラリア ピルバラ地区)向けに、超大型ダンプトラックの最新モデルであり、無人ダンプトラック運航システム(Autonomous Haulage System以下AHS)を後付け可能な930E-5を計41台導入し、2019年10月より順次稼働を開始すると発表した。

 コマツのAHSダンプトラックは、現在世界3カ国 9鉱山で稼働しており、累計稼働台数は180台、総運搬量は20億トンを達成した。最近ではLTE (Long-Term Evolution) モバイルブロードバンド技術によるオペレーションも一部鉱山で開始している。また今年4月に米国アリゾナ州に新設したAHSを専門に取り扱う組織「AHS Center of Excellence」より、顧客へのイノベーション、トレーニングやサポートを提供していく。またサウス・フランク鉄鉱山で稼働するダンプトラックやAHSを現地でサポートするため、コマツオーストラリア㈱を通じて西豪州でサポート人員の雇用を創出する。

 コマツは、2019年4月より3カ年の中期経営計画(2019-2021年度)「DANTOTSU Value - FORWARD Together for Sustainable Growth」をスタートし、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を顧客と共に実現することを目指している。今回の超大型ダンプトラックの導入により、テクノロジー主導による雇用創出とともに、鉱山の顧客の安全性・生産性の向上およびオペレーションの最適化により一層貢献していく。

画像・上:実験場で試験走行する超大型ダンプトラック930E-5(米国アリゾナ州)

画像・下:BHP社サウス・フランク鉄鉱山に導入された超大型ダンプトラック930E-5

 ニュースリリース

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