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日立建機、東南アジア市場に続き中国市場で最新のソリューションを提供

・ConSite® OIL(コンサイト オイル)を10月から提供開始

 日立建機は9月3日、従来、ヨーロッパや日本市場などで、顧客から幅広く好評を得ているサービスソリューション、「ConSite® OIL(コンサイト オイル)」を、2019年10月以降、中国市場で提供を開始すると発表した。これに先立ち、「ConSite® OIL」について9月4日~7日まで中国の北京で開催される「BICES 2019」で紹介する。

 中国向けの「ConSite® OIL」の提供は、今月よりインドネシアやシンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、ラオスなどの東南アジア各国向けに順次提供を始めることに続くもので、これで「ConSite® OIL」を通じたサービスは東南アジアから中国と、アジア全域をカバーすることになる。

 とりわけ発展する中国市場に「ConSite® OIL」を提供することで、顧客の製品のマシンダウンを未然に防ぎ、稼働率の向上に寄与し、さらにより良いサービスを提供することが可能になる。

 「ConSite®」は、顧客のデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速する日立グループの先進的なデジタル技術を活用したソリューション/サービス/テクノロジーの総称「Lumada®」のソリューションの一つ。「ConSite® OIL」は、稼働する建設機械に搭載した「オイル監視センサ」からエンジンオイルや作動油の情報を24時間モニタリングするとともに、建設機械の稼働・位置情報などのビッグデータを蓄積するGlobal e-Service®(グローバル イー サービス)によってオイルの状態を自動で診断し、顧客と代理店のサービススタッフなどにレポートを自動で配信するサービスソリューション。

 「ConSite® OIL」は、2017年10月1日より、ヨーロッパ、日本、オーストラリアで順次提供を始め、顧客の建設機械を常に見守ることで、センシングによる遠隔での故障予兆検知率を58%(2019年3月末時点)に高めてきた*。今後、2020年度以降の目標として、AIや分析・解析技術を積極的に取り入れることにより、故障予兆検知率を約90%に高めることをめざしている。

 日立建機グループは、センシングによる遠隔での故障予兆検知率をさらに高め、より適正なサービスや部品の提供を行うことで、顧客の機械の不具合や故障の発生を低減し、顧客の課題である「ライフサイクルコスト低減」に貢献していく。

 *サービスソリューション 「ConSite®」全体での数値(日立建機調べ)。

  ニュースリリース

 

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