19年度国内は駆け込み需要の反動減の影響がなくなり増加、輸出は微減するも全体では過去最高と予測。20年度国内、輸出ともに微減するも全体では高水準を維持すると予測。
・2019年度の出荷金額は、2兆4,514億円(前年比微増)と予測。
・2020年度の出荷金額は、2兆4,026億円(前年比2%減少)と予測。
国内出荷:2019年度は、一部機種の2014年次排ガス規制生産猶予期間終了に伴う旧型機需要の反動減の影響がなくなり、上期計では、油圧ショベルの前年比21%増加を始め全機種が増加すると見込み、4,255億円(前年同期比10%増加)となると見込まれる。下期は消費税増税前の駆け込み需要の反動減が想定され、下期計では、4,773億円(前年同期比2%減少)と予測している。
この結果、2020年度合計では、8,752億円(前年同期比3%減少)となり、3年振りの微減と予測している。
輸 出:2019年度は、北米および欧州は引き続き堅調に推移するものの、アジア及びオセアニアの需要減少により、5機種が減少し、上期計では、7,534億円(前年同期比1%減少)と見込まれる。
この結果、2019年度合計では、1兆5,486億円(前年同期比2%減少)となり、3振りに減少すると予測している。
2020年度は、引き続き北米を中心に他の地域も高水準に推移するものの、上期計では7,418億円(前年同期比2%減少)、下期計では7,856億円(前年同期比1%減少)と予測。
この結果、2020年度合計では、1兆5,274億円(前年同期比1%減少)となり、2年連続の微減と予測している。
■国内需要予測の背景(会員の見方)
公共投資:横這いが大勢を占めるも、20年度下期にかけて減少の見方。
民間設備投資:横這いが大勢を占めるも、19年度下期から減少の見方が増える。
住宅投資:横這いが大勢を占めるも、19年度下期からの増加の見方がなくなる。
■海外需要予測の背景(会員の見方)
北米市場:横這いが大勢を占めるも、20年度は減少の見方が増える。
欧州市場:19年度は横這いが大勢を占めるも、20年度は減少の見方が増える。
アジア・オセアニア(中国を除く)市場:19年は増加・横這いが大勢を占める。
中国市場:19年度は横這いが大勢を占めるも、20年度は減少の見方が増える。
ニュースリリース(8月29日12時に追加)
会長記者会見配布資料(8月29日12時に追加)
*8月28日配信記事に上記2つのリンクを追加しました。